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売上高が初めて1千億円突破  ミスターマックス    食品部門が大きく伸長


 大手ディスカウントストアの株式会社ミスターマックス(福岡市東区松田1丁目、平野能章社長)の2010年3月期決算は、売上高が前年同期比7・2%増の1034億82百万円で初めて1千億円を突破した。経常利益は14・9%増の9億89百万円で増収増益だった。
 厳しい消費環境の中、自社開発商品を充実させたほか、食品、医薬品部門が伸びたことなどから売上高が1千億円を突破した。特に食品部門は自社ブランドの「米」や国産原料だけで作った「焼き海苔」「のり茶漬け」など「ご飯」関連の商品を充実し、新しい需要を創造するなど21・8%増の207億26百万円と初めて2百億を上回った。一方、出店形態も多様化し、従来の店舗に生鮮食品の売り場を加えた初のスーパーセンター「岡山西店」(09年11月出店)や、小商圏型の収益モデル店舗「Select(セレクト)」の2号店「篠栗店」(同12月)、食品スーパー専門店を誘致した「MraMax時津ショッピングセンター」(10年2月)などを出店した。今期は、売上高が1170億円、経常利益が11億円の増収増益を見込んでいる。