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売上収益は前期比28・4%増の2399億円   安川電機中間決算


週刊経済2021年10月19日発行

営業利益は約2倍の268億6700万円

モーションコントロール・ロボット開発、システムエンジニアリングなどを手掛ける㈱安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、小笠原浩社長)は10月8日、2022年2月期第2四半期(2021年3月~8月末)連結決算で売上収益が前年同期比28・4%増の2399億700万円、営業利益が同102・1%増の268億6700万円の増収増益となったことを明らかにした。

新型コロナ禍からの正常化が進み、製造業全般で生産の高度化・自動化を目的とした設備投資需要が活発に推移。自動車および半導体、電子c部品市場がグローバルに拡大する中、総じて高い水準の設備投資需要となった。国内では自動車市場をはじめ、半導体・電子部品関連市場で設備投資が積極的に行われるなど需要が堅調に推移したほか、中国ではは5G(第5世代移動通信システム)や新エネルギーなど「ニューインフラ投資」関連の需要が好調に推移したことが影響した。また、アメリカでも半導体・自動車関連の設備投資が高水準で継続したほか、工作機械市場においても需要が増加。欧州も経済正常化に伴う市況回復が続き、自動車・工作機械などを中心に需要が伸長した。

セグメント別では、モーションコントロールの売上収益は前年同期比35・7%増の1164億8400万円、営業利益が同58・3%増の196億8200万円。ロボットの売上収益が同32・1%増の864億100万円、営業利益が同179・8%増の69億5700万円。システムエンジニアリングの売上収益が同11・1%増の271億4千万円、営業利益が同523・5%増の12億1700万円。

同社では今年7月に発表した2022年2月期通期連結業績を上方修正。売上収益を4850億円(前回予想は4600億円)、営業利益を580億円(同540億円)としている。