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増税、暖冬の影響で4カ月連続減少 福岡市内4百貨店の1月売上高


3・9%減の176億2600万円

福岡市内4百貨店の1月売上高は、前年同月比3・9%減の176億2600万円で4カ月連続のマイナスとなった。  日本百貨店協会が2月21日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では家庭用品が5億7900万円(1・8%増)で前年を上回った。また、身のまわり品は38億500万円と横ばいで推移した。一方、衣料品が58億8000万円(7・4%減)、食料品が31億5900万円(2・7%減)、雑貨が33億5100万円(3・0%減)、食堂・喫茶が2億4600万円(7・0%減)と、引き続き増税や暖冬による衣料品不振の影響を受け、軒並み前年を下回った。(金額は10万円以下を四捨五入)。  また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(13店舖)でも201億9600万円(8・2%減)で4カ月連続のマイナスとなった。商品別では家庭用品が9億4100万円(16・2%減)、衣料品が75億9100万円(13・0%減)と前年を大幅に下回り、その他の項目でも食料品が46億9000万円(1・5%減)、身のまわり品が27億5300万円(7・2%減)、雑貨が32億600万円(0・7%減)、食堂・喫茶が5億3100万円(7・1%減)と、全てにおいてマイナスとなった。  全国では春節が1月にずれてインバウンドが増加したが、暖冬による衣料品不振に加え、1月下旬からは新型コロナウイルスの影響で団体客が減少し3・1%減の4703億円と4カ月連続のマイナスだった。

表はこちらから。

2020年3月3日発行