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境内の手水舎を改修 宮地嶽神社


週刊経済2022年1月12日発行

アクアパネルで水流を演出

福津市の宮地嶽神社(浄見譲宮司)は1月1日、境内の手水舎を改修した。
手水舎は神社の入り口付近にあり、参拝前に手や口を洗い、身を浄めるための施設。水口から注がれた水盤の手水を柄杓でいっぱいにすくい洗うのが一般的だが、新型コロナ感染拡大の影響に伴い各社では2020年に手水舎の利用を中止している。宮地嶽神社は、その代替として同年から水盤に季節の花を敷き詰め「花手水」として運用を開始。隣に簡易的に自動水栓を設置していたが、このほど従来の手水舎を改修して新たな形式で利用再開した。
新しくなった手水舎は屋根から水盤まで高さ約2m、横1mのアクアパネルを設置し、滝のような水の流れを演出。パネルの周囲に花を飾り、流水を見ながら自動水栓で洗う仕組みにした。ライトアップや水流の音も演出できるという。浄見宮司は「時代ニーズに合った新様式を取り入れることは伝統文化の継承に繋がる。水が神聖なものであることを視覚的に訴え、心も浄めていただきたい」と話している。