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境内に道場と教育施設を計画 鳥飼八幡宮


完成予定は来年末

鳥飼八幡宮(福岡市中央区今川2丁目、山内勝二郎宮司)は、境内に道場と教育施設の建設を計画している。完成予定は来年末から再来年の春。

遷宮に向けたもので道場名は「振武館(しんぶかん)」。柔道や書道の稽古場を構想すると同時に、教育施設「東アジア研究所」を併設し、玄洋社の偉人を研究する学びの場も計画している。山内圭司権禰宜は「福岡の偉人、歴史人物を世に伝える場とし、観光資源となるような施設にしたい。昔でいう寺子屋のイメージ」と話している。遷宮とは一般的に本殿が従来とは異なる境内や、同じ境内で別の位置に新築移転することをいう。

鳥飼八幡宮は、神社に親しみを持ってもらうため、秋祭りや母の日のイベントなどを開催している。玄洋社とは旧福岡藩(黒田藩)士が中心となって、1881年に結成されたアジア主義を抱く政治団体。

2017年10月3日発行