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城南区樋井川２丁目にＤＩＹ向けのレンタル工房 　樋井川村　　　 １時間５００円～

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　都市計画などまちづくり事業を手掛ける株式会社樋井川村（福岡市城南区樋井川２丁目、吉浦隆紀社長）は１１月２０日、同所にＤＩＹ向けに各種工具・工作機器やスペースを提供するレンタル工房「コウボウテク」をオープンする。
　吉浦社長が所有する築４０年以上の「吉浦ビル」（同所）では入居者自らがスケルトン状態から部屋を造るＤＩＹ賃貸を推進しており、その１階で入居者の作業場として使用していた場所を整備し、レンタルスペースとした。周辺の地域住民が気軽にＤＩＹを体験できる場を提供することで、モノづくりをキーワードとしたコミュニティの形成や「ほしいものはつくる」という文化の醸成を図る。将来的には、知名度向上や利用者増加に合わせクラウドファンディングによる資金調達で拠点拡大も構想する。
　１時間５００円（釘やねじ、塗料などの消耗品代含む）で、指導員によるアドバイスも受けることができる（難易度別で１日１５００円、１時間１５００円）。振動ドリルなどの一般電動工具からテーブルソーなどのプロが使用する大型電動工具まで取り揃え、ワークショップや廃材を中心とした材料の販売、完成作品の店頭での販売代行、バーベキューセットの貸し出しもする。レンタル利用料をメーンに月額１２万円の売り上げを目指す。スタッフは藤田元輝店長を含む２人。同事業責任者の西谷直也取締役は「役割を失った土地や建物を再生し、街に魅力を取り戻していくことが当社の役割。材料として使用する廃材も目線を変えれば価値のあるものに生まれ変わる」と話している。
　同社は２０１５年７月設立。資本金３０万円。従業員３人。