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埋設物調査のWeb 受付を開始 西部ガスとNTT西日本
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週刊経済2022年4月5日発行
DX化でワンストップ申請が可能に
西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、道永幸典社長)と西日本電信電話㈱(大阪市、小林充佳社長、以下NTT西日本)は、4月20日から立会受付Webシステムを共同利用して埋設物調査のWeb受付を始める。
道路等に地下埋設物を保有するライフライン事業者は、道路掘削工事の際に自社埋設物の損傷事故防止を目的として、道路掘削工事会社からの申請に基づいて工事前の埋設物調査の受け付けをしている。これまで、道路掘削工事会社は道路掘削工事の都度、各ライフライン事業者に電話やFAXもしくは窓口へ直接出向いて申請をする必要があった。また、ライフライン事業者も申請受付や埋設物調査、現地立会を各社毎に実施してきた。一方で働き方改革や人手不足を背景として、これらの業務効率化、生産性向上が急務となってきている。
今回、西部ガスとNTT西日本は、Webシステムを利用した共同受付を導入することで年間約2万件におよぶ受付業務の効率化を図る。さらに、道路掘削工事会社が複数のライフライン事業者へワンストップで申請可能となる仕組みを西日本エリアで初めて実現することで、建設業界の働き方改革やDX推進などの社会課題の解決に取り組んでいく。
西部ガスとNTT西日本は「本システム導入に留まらず、設備保全業務の協業化など、さらなるDX推進を図っていく。また、さらなるライフライン事業者の参画を通じて利便性向上や一層の効率化に貢献していきたい」としている。