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地場賃貸仲介会社をグループ化 シノケングループ


仲介店舗の全国展開も

投資用アパート・マンション販売の子会社などを傘下に持つ㈱シノケングループ(福岡市中央区天神1丁目、篠原英明社長)は8月、不動産賃貸仲介の㈱アーウェイ・ミュウコーポレーション(ミュウ社:福岡市南区大橋1丁目、内田和文社長)の株式を取得するとともに、ミュウ社の種類株式による第三者割当増資を引き受け、グループ会社化した。

グループ内のリーシング力強化や既存事業とのシナジー効果を見込んだもの。両社は創業時からの取引関係もあり、ミュウ社の仲介店舗がアンテナショップとして、様々なニーズをタイムリーにデータ化・分析し、シノケンが供給する投資用アパート・マンションの企画・開発に反映することや、シノケングループの賃貸管理物件の入居率(平均98・9%、2017年3月末時点)を、ミュウ社店舗による入居促進でさらに向上させることなどをめざしている。

また、ミュウ社は現在13店舗を展開しているが、シノケングループからの出資金を活用して店舗網の拡大を進め、今後1年以内に5店舗程度の新規出店、3年以内に総店舗数30店舗以上の体制構築を目指す。まずは福岡、その後、東京、名古屋、大阪、仙台での店舗網の展開を企図している。

ミュウ社は1992年8月設立、社員数は94人(7月現在)、賃貸仲介店舗を福岡都市圏に10店舗、鹿児島市に1店舗のほか、売買事業部、法人営業部を店舗展開している。

2017年9月5日発行