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地域通貨「ギラコイン」の発行を開始 ギラヴァンツ北九州


週刊経済2021年8月31日発行

決済額の一部がクラブに還元

プロサッカークラブ運営の㈱ギラヴァンツ北九州(北九州市小倉北区浅野3丁目、玉井行人社長)は8月28日、ミクニワールドスタジアム北九州などで使える地域通貨「ギラコイン」の発行を開始した。
同スタジアムや周辺飲食店など加盟店の決済時に使用できる仮想通貨で、ギラコインで買い物すると同クラブに決済額の一部が還元される仕組みになっており、収益源の創出を図った。デジタルマーケティングなどに携わるIT業の㈱canоw(カナウ/東京都千代田区。桂城漢大社長)が開発したプラットフォームを活用。1円=1ギラコインの換算で、利用者はクレジットカードからチャージし、ギラヴァンツ北九州オフィシャルグッズを10%割引で購入できるなど、加盟店ごとの特典が得られる。また、「ギラトークン」と呼ばれるポイントも発行。1ギラコインを1ギラトークンに交換し、クラブ主催の限定イベントやキャンペーンへの参加など使用できるという。玉井社長は「ギラコインを通じて、サポーターとの交流する場を拡大するとともに、地域活性化および地域創生の実現にも繋げたい」と話している。