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地域活性化支援の子会社を設立 九州朝日放送


研究調査、コンサルティング業務など

 九州朝日放送㈱(KBC、福岡市中央区長浜1丁目、和氣靖社長)は4月上旬、地域活性化支援を目的に子会社・㈱Glocal K(グローカル ケイ)を設立する。
KBCは2018年にスタートした中期経営計画で「地域と共にあるナンバーワンメディア」を目指しており、19年1月からは、福岡県内60市町村を60週間かけて取り上げる「KBC60市町村情熱プロジェクト・ふるさとWish」を展開してきた。放送以外のジャンルでも地域活性化を後押しするため同社の設立を決めた。地域資源のPRに必要なプロモーション動画作成や商品開発、デジタル、マーケティング、デザインなどの手段を活用したコンサルティングを手掛ける。また「ふるさとWish」を通じて生まれたネットワークを生かし、地域課題解決を目指す当事者と課題解決に意欲のある企業・団体を仲介するサービスも想定している。社長には同社経営企画部の持留英樹副部長が就任する。同社では「社名のKには九州(Kyushu)のほかに鍵(Key)の意味合いもある。地域の成功の鍵になっていきたい」としている。
Glocal Kの資本金は5000万円。従業員は社長を含む3人。持留氏は2000年KBC入社。報道部配属。2008年中国総局特派員。帰国後、報道部編集長、情報番組「土曜もアサデス。」プロデューサーなどを歴任した。

2020年4月7日発行