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地域法人九州TSUTAYA設立  TSUTAYA    3年で年商100億円目指す


 レンタルDVDや書店を展開する株式会社TSUTAYA(東京都渋谷区、中西一雄社長兼COO)は4月1日、九州カンパニーを地域法人、株式会社九州TSUTAYA(福岡市中央区今泉1丁目)として分社した。
 2014年から地域カンパニー制を導入していたが、より地域主義を発展させ迅速な意思決定ができる体制を整えるもの。東北・北信越・北関東などの10カンパニーのうち、九州、北海道、中四国の3カンパニーを母体にそれぞれ株式会社九州TSUTAYA、株式会社北海道TSUTAYA、株式会社中四国TSUTAYAとして設立した。九州TSUTAYAが現在統括する店舗は直営3店舗、FC127店舗。3年で年商100億円、九州・沖縄地区でTカード会員化率60%を目指す。
 九州TSUTAYAは資本金1000万円。従業員280人。本社は店舗やスタートアップカフェが入居する「TSUTAYA BOOK STORE TENJIN」内に置く。社長には鎌浦慎一郎九州カンパニー社長が就任し、「県内企業とのコラボ店舗や独自商品の開発に注力し、福岡・九州の良さを発信していきたい」と話している。
 TSUTAYAは、ホールディングスのカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(東京都渋谷区、増田宗昭社長)の子会社で2014年12月設立。資本金1億円。売上高はグループ連結で2004億1600万円(15年3月期)。

 博多座にコラボ店舗

 また、株式会社九州TSUTAYAは4月2日、博多区下川端町の演劇場「博多座」1階に書籍を中心とした物販店舗「博多座TSUTAYA」をオープンした。
 博多座のリニューアルに合わせたもので「ライブの感動をお土産に。」というコンセプトのもと運営する。店舗面積は約16・5平方m。博多座の各月公演に合わせた書籍や映像、音楽商品を取りそろえ、随時入れ替えを行うことで相互送客に取り組む。また、上演前後や休憩時間には客席1階の即売所で公演関連商品を中心に販売する。客単価は1500円~1800円を見込み、初年度売上目標は3000万円。営業時間は午前9時45分から公演に合わせ午後5時~9時まで。スタッフは平井雄太店長を含む2人。