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地域応援私募債1億円発行 福岡養鰻


豊前市の振興に

うなぎ蒲焼の加工や販売の㈱福岡養鰻(北九州市小倉南区上吉田4丁目、各務秀人社長)は9月26日付で、西日本シティ銀行を引受先とする私募債1億円を発行した。
同社の関連会社で、農産物の生産や販売を手掛ける㈱エフワイアグリ(同代表)が本社を置く豊前市内の高校に寄贈品の贈呈をし、地域振興に取り組む一環。今回は2回目の無担保私募債で、子どもたちの学びや成長を支援するため、同行が寄付金を拠出し、地域の学校などに図書やスポーツ用品を寄贈する地域応援私募債「つなぐココロ」を発行。同行保証付きおよび適格機関投資家限定の無担保社債で償還期間は2年。
福岡養鰻は1984年4月設立。資本金1000万円。従業員66人(19年4月現在)。鹿児島7カ所、宮崎3カ所の九州を中心に提携養鰻場をもち、国産鰻に特化。関西以西の大手スーパーに出荷し、年間の原料加工量は800トンを超えている。18年9月期の売上高は約33億円。
各務社長は北九州市小倉南区出身。1959年5月20日生まれの60歳。明治大学商学部卒。趣味はゴルフ、旅行、美術品鑑賞。

2019年10月8日発行