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地上6階建ての新病院棟を建設   社団研英会林眼科病院   完成は07年11月


 眼科の医療法人社団研英会林眼科病院(福岡市博多区博多駅前4丁目、林研院長)は、本院から道を挟んだ真向かいの、同院専用駐車場スペースに地上6階建て、地下1階の新病院棟を建設し、完成と同時に病院機能をすべて移行する。着工は今年の11月上旬で、完成は07年11月。
 これは1972年から築34年を迎えた6階建て病棟の老朽化にともない建て替えるもの。新病院棟の敷地面積は865.45平方メートルで、延床面積は3,908平方メートルとなる。概要は、地下1階に更衣室と機械室、1階に受付窓口、各検査室。2階に外来診察室など、3階に医局をはじめ、患者用食堂、職員食堂、院長室、図書室。4階に30床の病床とスタッフステーション、5階に30床の病床と入院処置室など、6階に手術室、患者家族休憩室、事務室を設置する。本院病棟跡の2,241平方メートルは駐車場とし、従来の専用駐車場を含めて収容台数は105台になる。また、ソフト面では、診療スペースとして、各ブースには医師1人と、パソコン入力のITクラーク1人に加え、画像モニターをそれぞれ配置し、診療に当たる。また、病床の占有面積を規定の6.4平方メートルから8平方メートルまで拡張するなど、診療と入院への施設水準の向上を図っている。
 隈井事務長は「今回の新棟で、病院の機能も飛躍的に向上する。従来から年間約8万人の患者さんに対応してきたが、25%増となる約10万人に対して治療をカバーできる。レベルの高い医療を快適なアメニティで提供したい」と話している。
 林眼科病院は1961年7月開業、1981年7月医療法人化。博多駅前の本院や中央区天神の天神診療所のほか、古賀市に診療所を置く。スタッフ数は137人。年間約5,000例の眼科疾患の手術を手掛けている。