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在庫調整・円高など影響し中間経常利益は19%減 三井ハイテック


電機部品など伸び売上高は9%増

半導体部品製造の㈱三井ハイテック(北九州市八幡八幡西区小嶺、三井康誠社長)の19年1月期上半期決算(18年2月~7月)は、売上高は前年同期比9・1%増の414億2600万円、経常利益は同19・1%減の9億7800万円で増収減益だった。
受注面は全セグメントを通じて好調に推移しており、中でも主力事業の一つである電気部品事業の売上高が前年同期比12・1%増(164億1500万円)と大きく伸び、増収をけん引。もう一つの主力事業、電子部品事業も同8・3%増(222億4400万円)と好調だった。一方、スマートフォン向け半導体の在庫調整により電子部品事業の稼働率が低下し、営業費用が増加したほか、円高による為替差損の影響で、営業利益は同45・3%減の6億9100万円、純利益は同50・8%減の8億800万円と大幅減益となった。
通期の見通しでは、売上高は前期比8・0%増の850億円、経常利益は同46・1%減の10億円を予想しており、中間期と同様の増収・大幅減益を見込んでいる。

2018年9月19日発行