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在庫調整、投資抑制の影響で減収減益 南陽中間決算
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売上高は162億円
福岡市博多区博多駅前3丁目の機械商社・㈱南陽(武内英一郎社長)の9月中間連結決算は、売上高が前期比14・9%減の162億3000万円、経常利益が同33・8%減の9億3300万円となった。
営業利益は同32・9%減の9億200万円、当期純利益は同38・5%減の5億7900万円。建設機械事業では、販売部門で好調が続く沖縄地区を中心に既存取引先の需要の掘り起こしを努めるとともに社会インフラの補修に関連する商品の販売を強化。レンタル部門でも災害復旧工事に重点が置かれて発注が遅れていた通常の公共工事需要の取り込みに注力した。この結果、売上高は同3・5%増の67憶3800万円となったものの、セグメント利益は同9%減の7憶1400万円となった。
一方、産業機器事業では、新商品の開拓と提案営業の強化と新たな生産部品や消耗部品の販売強化に努めた。しかし、一部取引先の在庫調整や設備投資抑制の動きが継続したことに加え、設備機械の納入時期が一部下期に後ろ倒しになったことで、売上高は同25・2%減の92憶5000万円、セグメント利益は同50・8%減の3憶7500万円となった。砕石事業では、中小規模の民間工事や公共工事への営業強化で受注獲得に努めるとともに製造コストの価格転嫁に向けて販売単価の交渉に努めた。この結果、売上高は同23・1%増の2憶4200万円。セグメント利益は同約8・8倍の2100万円となった。
通期では売上高が前年比9・2%減の350億円、経常利益が同26・2%減の20億円を見込んでいる。
2019年11月25日発行