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在宅医療向けアプリの提供を開始 クロスログ


週刊経済2022年4月5日発行

在宅医療患者の急な往診に対応可能

医療ITサービスのクロスログ㈱(福岡市博多区博多駅中央街8丁目、宮原智新社長)は2月22日、在宅医療向けに医療スタッフの現在地を医療スタッフ間で共有できるスマートフォンアプリの提供を開始した。
アプリ名は「CrossLog Tracker(クロスログ トラッカー)」。従来の在宅医療では、急な往診時に医療スタッフの現場位置、対応できるかどうかなどを電話やチャットで確認してきた。そこでコミュニケーションロスを防ぎ、患者の容態変更による急な往診に備えるため「CrossLog Tracker」を開発した。iOS、Android対応で、自社の在宅医療専用スケジュール管理ソフト「CrossLog(クロスログ)」を利用する医療機関が利用可能。医療スタッフの現在位置情報が「CrossLog」に共有され、「急な往診時に近いスタッフを探す」「診察中/移動中の判断」「診察進捗の確認」の3つの機能を利用でき、急な往診でも現場に近いスタッフが分かり無駄のないスケジュール管理が可能になる。宮原社長は「今後も現場要望に応じた機能を追加開発していく」と話している。
同社は2020年12月設立。資本金3千万円。従業員数5人(パート含む)。