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在宅介護用マットレスを発売 プラッツ
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週刊経済2022年5月24日発行
名称は「ヨカロ」
介護用ベッド、ベッド周辺機器メーカーの㈱プラッツ(大野城市仲畑2丁目、城雅宏社長)は5月下旬、在宅介護用ベッドを発売する。
名称は「ヨカロ」。利用者の床ずれ予防や食事介助などの姿勢調整がしやすくなる、同社独自の背上げ「ハイバックサポート機能」を搭載。新たに「スライドアップ機能」を備え、背上げ時の圧迫や引っ張り感を軽減できるのが特徴。また、同社の在宅向けベッド初の液晶手元スイッチを搭載し、ベッドの全ての状態を大画面で表示することで、利用者の体位管理がしやすくなっている。低床25㎝から78㎝まで高さを調節できる。価格はオープン価格。同社マーケティング部では「作業面では組み立て部品ゼロを実現し、組み立てと分解を簡素化することで、レンタル事業者の作業効率向上が可能になる」と話している。
医療・介護ベッド用マットレスを発売
また同社は5月下旬、医療・介護ベッド用マットレスを発売する。
名称は「ゼロソア アコーネ」。背部に身体やベッドの動きに合わせて伸縮する「じゃばらアシスト機能」を搭載。従来背上げ時に発生していた背部への圧力や引っ張り感を軽減させ、不快感や姿勢の崩れを抑えられるのが特徴。表層に伸縮率の高いウレタン素材とスリット加工を配置し、高い体圧分散性能を実現している。反発性のあるウレタン素材を合わせた3層構造で、寝返りのしやすさや端座位時の安定性もサポートする。カバーは吸水速乾性に優れた「通気タイプ」(レギュラー90㎝幅、ショート83㎝幅、税込み8万300円)と、耐薬品・防水性を持つ「清拭タイプ」(同、同、税込み9万1300円)の2種類。同社マーケティング部では「自立度の高い人から軽度の床ずれリスクがある人まで使える」と話している。
同社は1992年7月設立。資本金5億8205万円。2021年6月期売上高は70億4千万円。従業員254人(連結)。15年3月に東証マザーズ(現グロース)と福証Qボードに上場。