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国際線立体駐車場を供用開始 福岡国際空港


週刊経済2023年2月7日発行

平面駐車場と合わせ、約1100台収容可能に

福岡国際空港㈱(=FIAC=福岡市博多区下臼井、永竿哲哉社長)は2月8日、国際線ターミナル前で建設を進めてきた立体駐車場の供用を開始する。
国際線の駐車場はこれまで、平面駐車場のみだったが、国際線ターミナルの増改築に伴う需要増が期待できることや、利用者の利便性向上を目的に昨年4月から立体駐車場の整備を進めてきた。鉄骨造り6層7段構造で、延べ床面積は約2万3千㎡。収容台数は947台(うち身障者用駐車スペースは14枠)。17人乗りエレベーター3台、1階と3階にトイレを設置したほか、事前精算機などを導入するほか、立駐側から国際線ターミナルへの歩行者導線を確保し、利便性向上を図る。今回の立体駐車場の整備に伴い、平面駐車場と合わせた国際線側駐車場の駐車台数は約1100台に、ターミナル増改築が完了する2024年度末までに1300台まで拡大する予定。立駐完成に伴い、FIACでは24時間ごとの最大料金の改定も実施。年末年始やゴールデンウィークなど3日以上の連続する休日を多客期とし、新たに120時間までの駐車料金を3400円/24時間(通常期・2400円/24時間)、6日目以降は1400円/24時間(同1千円)を設定する。