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国際交流センター特認教授に深澤良信氏を起用 九州産業大学
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週刊経済2021年3月23日発行
元国連ハビタット福岡本部長
九州産業大学(福岡市東区松香台2丁目、榊泰輔学長)は3月5日、国際交流センター特認教授として深澤良信・元国際連合人間居住計画アジア太平洋地域本部(国連ハビタット福岡本部)本部長を起用することを明らかにした。就任日は4月1日付。
深澤良信(ふかさわ・よしのぶ)氏は静岡県浜松市出身、1957年4月8日生まれの63歳。東京大学工学部(土木工学)卒業後、82年3月に東京工業大学大学院理工学研究科社会工学専攻を修了(工学修士)。82年4月国土庁に入庁後、85年6月から国連ハビタット世界本部(ケニア・ナイロビ)で3年間、95年8月から国連人道問題局(スイス・ジュネーブ:現国際人道問題調整事務所)で2年間の計5年間を海外勤務。98年8月、総理府阪神・淡路地域復興対策本部事務局上席局員、2005年8月国土交通省国土計画局計画官、08年7月総務省消防庁国民保護・防災本部参事官を歴任後、12年6月に国連ハビタット・アジア太平洋地域本部(福岡)上席人間居住専門官に着任。13年6月、同本部本部長に就任。17年7月には西日本鉄道㈱住宅事業本部海外展開室長。
国際交流センター(三枝孝司所長)は1999年4月に開設して以来、諸外国の大学との学術交流およびグローバル人材の育成、国際交流の拡充・促進を目的とした活動を展開。同大学広報課では「深澤氏の14年におよぶ国連機関勤務で培った国際的な感覚や各省庁での被災地支援、国際協力で養われたSDGs関連の経験とノウハウは、特別教育プログラム『グローバル・リーダーシップ・プログラム』を開講した本学にとってグローバル人材育成強化の大きな力となる」と話している。