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国道322号・八丁峠道路が開通 九州地方整備局
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嘉麻市—朝倉市間4・5キロ
九州地方整備局(村山一弥局長)が整備してきた国道322号・八丁峠道路(嘉麻市大力—朝倉市秋月野鳥)が、11月16日午後3時に開通した。
道路は県央部の嘉麻市と朝倉市を南北に縦断する道路で総延長は4・5キロ。うち約3・8キロはトンネル区間(八丁トンネル=県内最長)となる。旧道は、線形不良や大型車の離合が難しいカ所が多いことや、山間部のため異常気象時には通行規制を余儀なくされていたことから、1994(平成6)年に地元自治体による期成会が発足、道路整備の必要性を訴えてきた。06年度に国の権限代行によって、トンネル区間を含む2車線道路の建設が決定、嘉麻市側を北九州国道事務所、朝倉市側の福岡国道事務所がそれぞれ担当し、工事を進めていた。
開通前の午前10時期成会が主催の開通記念式典が嘉麻市側であり、小川洋知事をはじめ、関係者ら約150人が出席。期成会発足から四半世紀を経て完成した道路の開通を祝った。式典では九州地方整備局の村山一弥局長が式辞として道路の概要を説明後、小川知事、期成会会長の赤間幸弘嘉麻市長らが、防災や救急搬送時の輸送路確保につながることや、観光や農業、企業誘致など地域経済活性化に期待を寄せた。また、来賓あいさつでは麻生太郎副総理兼財務大臣(代理出席)や原田義昭前環境大臣ら地元選出の衆院議員のほか、自民党の大家敏志参議らが祝辞を述べた。その後、トンネル坑内でテープカットとくす玉開披、車両パレードなどがあった。今回の開通による時間短縮効果は整備前に比べ約20分短縮の5分となった。
2019年11月25日発行