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国道208号荒尾道路の中心杭打ち式 有明海沿岸国道事務所
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週刊経済2024年2月20日発行号
熊本県側でも整備本格化
有明海沿岸国道事務所(柳川市三橋町、千歳康秀所長)は2月12日、熊本県荒尾市の荒尾総合文化センターで有明海沿岸道路・荒尾道路の中心杭打ち式を実施した。
道路整備の基準となる測量作業に本格着手することによる実施。これに伴い、熊本県側での道路整備が本格化することになる。整備区間は同市荒尾から大島までの延長2・2キロ。2車線で設計速度は時速80キロの自動車専用道路で連続高架橋として整備される。全体事業費は約200億円。本格着工や完成は現段階で未定。式典には来賓を含む80人が出席。地元幼稚園児によるアトラクションの後、九州地方整備局の森戸義貴局長が式辞を述べた後、熊本県の田嶋徹副知事が蒲島郁夫知事の祝辞を代読したほか、有明海沿岸道路建設促進熊本県期成会会長の大西一史隈本市長、同福岡県期成会特別顧問の古賀誠元自民党幹事長、地元熊本2区選出の西野大亮衆院議員らが祝辞を述べた。その後、ステージに設けられた中心杭を打ち込み、熊本県側での本格着手を祝った。
有明海沿岸道路は熊本市から佐賀県鹿島市に至る高規格道路。現在までに39・2キロ(国整備29・2キロ、佐賀県整備10キロ)が開通している。熊本県側では福岡県大牟田市の三池港インターの浸水対策として荒尾市で三池港連絡橋の工事が進んでいて、荒尾道路は三池港連絡橋と接続することで県境を越えた道路ネットワークが形成されることになる。