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国連ハビタット福岡本部と連携協定を締結  九州産業大学


福岡本部職員をGLP講師に

九州産業大学(福岡市東区松香台2丁目、榊泰輔学長)は9月16日、国際連合人間居住計画福岡本部(同市中央区天神1丁目、是澤優本部長:以下、国連ハビタット福岡本部)と包括的連携協定を締結した。
これはグローバル人材育成教育や学術研究、国際協力などに注力する同大学と、国際協力活動の実務現場を理解する機会を提供することで国連ハビタットの豊富な国際経験と活動実績を対外に発信し、その目的と意義を伝えたい福岡本部の狙いが一致したもの。「国連ハビタット福岡本部」はアジア・太平洋地域28カ国・地域を統括し、スラム改善や貧困削減事業、コミュニティの自立的運営による都市環境改善事業、政府・自治体に対する政策提言など、開発途上国の居住問題に取り組むとともに「住民主体のまちづくり」を推進している九州唯一の国連機関となる。
同大学では今年度後学期からグローバル人材育成を目的とした全学部学生対象の特別教育プログラム「グローバル・リーダーシップ・プログラム(GLP)」(2年間)を開設。締結後は同プログラムの講師に国連ハビタット職員を招き、受講学生の国際的教養と知識の修得、国際社会で協働するための実践力を育成する方針。また、国連ハビタット福岡本部では同本部の活動に大学各学部の専門家の知見を活用できるという。榊学長は締結式で「国連ハビタット福岡本部の豊富な国際経験を本学の教育・研究に生かしたい」と抱負を語った。

2020年9月29日発行