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国家戦略特区での遠隔服薬指導を開始へ 総合メディカル


市内4店舗の調剤薬局が認可

調剤薬局運営、医業経営コンサルティングなどの総合メディカル㈱(福岡市中央区天神2丁目、坂本賢治社長)は7月17日、福岡市内4店舗の調剤薬局が「福岡市国家戦略特別区域法を活用した遠隔服薬指導事業」の事業登録者として、福岡市から認可を受けた。
通常、薬剤師の対面による服薬指導が義務付けられているが、国家戦略特区においては①オンライン診療とセット、②患者と調剤薬局が国家戦略特区内に居住または所在、③患者が交通不便地域に居住の3つの条件を満たしている場合のみ、遠隔服薬指導が可能となる。今回認可されたのは天神中央店、天神センタービル5階店、石丸店、周船寺店の4店舗で、三井物産(東京都千代田区)のオンライン診療・オンライン服薬指導・医薬品配送の一貫モデルを利用予定で、在宅のまま医師の診療から薬剤師の服薬指導、薬の受け取りまでが完了可能となるという。
同社では「三井物産とも連携のうえ、在宅医療提供体制の構築および薬局・薬剤師機能の強化、利用者の利便性向上を図り、住み慣れた自宅で安心して暮らすことができる環境と医療サービスの新たな価値を提供していく」と話している。

2018年8月7日発行