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国外設備投資抑制など外的要因で減収減益  日本タングステン中間期


通期も減収見込む

タングステン、モリブデン販売の日本タングステン㈱(福岡市博多区美野島1丁目、後藤信志社長)の2020年3月期中間連結決算(4〜9月)は売上高が前年同期比9・4%減の57億1100万円、経常利益が同51・7%減の3億5100万円で減収減益だった。
国外の設備投資抑制や米中貿易摩擦などによる景気減速の影響を受け、機械部品事業では前期好調だった海外向けNTダイカッターが低調に推移し、売り上げの減少に響いた。損益面においては、製造管理の徹底、生産効率向上など原価低減策の継続に取り組んでいるものの売上減が影響し、営業利益は前年同期比58・1%減の2億6700万円となった。
今後も米中経済の減速など先行き不透明な状況が予想されることから、通期売上高は前年同期比2・0%減の124億円、経常利益は同8・6%減の10億1000万円で減収減益を見込んでいる。

20191119日発行