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国内航空会社初の福岡―台北線が就航 バニラ・エア


1日1往復・週7便のデイリー運航

ANAホールディングス傘下のLCC、バニラ・エア㈱(千葉県成田市、五島勝也社長)は3月26日、福岡―台北線を新規就航した。同路線への国内航空会社乗り入れは初めて。定期路線のすべてがアジア系航空会社で占められた福岡空港国際線に国内航空会社の就航は約10年ぶり。
1日1往復週7便のデイリー運航。運航ダイヤ(福岡発)は月・水が午前9時30分発、火・木・金・土が午前8時55分発、日曜日が午前9時15分発。台北発は月曜から土曜までが午後4時55分発、日曜日が午後5時10分発。使用機材は同社が保有するエアバスA320(座席数180席)。平均搭乗率90%台を目指す。
初便が出発した26日に国際線ターミナル4階では就航を記念するセレモニーがあり、五島勝也社長は「台湾は目的地として人気が高く、福岡からは利便性の良い路線。“安心”、“信頼”という日本品質のLCCを強みに多くの皆さまに利用していただきたい」とあいさつした。また、来賓代表であいさつした福岡空港事務所の大屋文人空港長は「福岡国際線に本邦航空会社が就航するのは約10年ぶり。バニラ・エア就航で福岡―台北線は週66便から週80便に増加する。日台交流の発展に貢献されることを期待したい」と祝辞を述べた。 セレモニーでは人気グループ・EXILE(エグザイル)/EXILE THE SECONDの黒木啓司さん(宮崎県出身)、熊本県出身のシンガーソングライター・Leola(=レオラ=)さんも来賓として出席、五島社長や大屋空港長らとともに記念撮影に臨んだ。
同社はANAホールディングスが全額出資するLCC。13年12月20日の就航以来、延べ750万人超が利用している。成田空港を拠点とし、成田からは国内5路線(札幌、函館、大阪、奄美大島、沖縄)、国際4路線(台北、高雄、香港・セブ)、大阪(関西)から国内1路線(奄美大島)、国際1路線(台北)、福岡から国際1路線(台北)、那覇からは国際線1路線(台北)を運航、今年7月1日からは成田と那覇から石垣線を就航させる。福岡―台北線には現在、台湾に本社を置くフルサービスのチャイナエアライン、エバー航空のほか、LCCではタイガーエア台湾が運航しており、同社の就航で4社目となる。

2018年4月3日発行