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国内線展望デッキエリアを供用開始  福岡国際空港


全天候型ビアホールなど併設

福岡国際空港㈱(永竿哲哉社長)は8月7日、国内線ターミナルに整備していた展望デッキエリアの供用を始めた。
同エリアは国内線ターミナル再整備事業として2015年6月に着工し、今年1月30日から供用を始めた新バスラウンジ棟の3~4階に位置し、総面積は従来比4・5倍の4378㎡。デッキは3階と4階の滑走路側に展開。3階(605㎡)は1人~複数人まで対応できるイスとテーブルを配置、隣接の飲食店で購入したテイクアウトメニューを楽しむことができるスペースとし、4階(3773㎡)には南北両エリアのスポットに駐機中の航空機や滑走路を眺望できる円型の中央デッキを整備した。入場料は無料。開閉時間は午前5時30分〜午後10時30分まで。
デッキの整備に合わせ、隣接フロアには飲食や商業テナントを誘致。3階に焼き鳥や海鮮料理をメインとした竹乃屋、フルーツとパンケーキ専門店のキャンベル・アーリー、タリーズ・コーヒー、雑貨・土産品販売のハイタイド、食物販のピエール・エルメ、4階には全天候型で年間を通じて営業するビアホール・福岡空港ビアマルシェ・SORAGAMIAIR(ソラガ・ミエール)などがオープンする。また、2階フロアにはフィットネスジム・エニタイムフィットネス、針灸マッサージのグローバル治療院などが出店した。そのほか、3階には9月下旬には空港内では2店目となるTSUTAYAがカフェ併設の店舗をオープンする。
展望デッキフロアの供用開始によって、2015年6月に旧福岡空港ビルディング㈱時代から続いていた旅客ターミナルビルのリニューアル工事が完了することになる。  福岡国際空港㈱広報課では「展望デッキには約650個の照明を配置することで、デートスポット、イルミネーションスポットとして楽しめるようになったほか、商業・飲食フロアは航空旅客以外のお客さまも楽しむことができる。空港という他にない立地を活用し、“コト体験ゾーン”としての空間を提供していきたい」と話している。

2020年8月18日発行