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国内線バスラウンジと9・10番ゲート供用開始 福岡国際空港
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国内線ビル再整備工事完了
福岡空港を運営する福岡国際空港㈱(福岡市博多区下臼井、永竿哲哉社長)は1月30日、国内線ターミナルビルのバスラウンジと9番と10番の搭乗ゲートの供用を開始した。
これで2015年6月から総事業費約400億円をかけて進めてきた誘導路増設に伴う国内線ターミナルビル再整備工事は完了した。バスラウンジは同ターミナルビルのほぼ中央に位置するバスラウンジ棟1階にオープン。面積は550㎡で、客席数は269席。離島便などの小型機を中心に、搭乗橋(PBB)を使わずバスで待機場まで移動する乗客のための待合室として活用する。81番、82番の2ゲートを設け、それぞれ同時に3便まで対応できる。
また、9番、10番搭乗ゲートは、バスラウンジ棟の南側に新設。両ゲートの開設で、搭乗橋を使って搭乗できる国内線搭乗ゲートは12カ所となった。整備前の13カ所から1カ所減ったが、このうち4カ所が同時に大型機と小型機に対応できるマルチスポットのため、最大で16機が駐機できるようになった。
国内線ターミナルビルでは今後、バスラウンジ棟の2階、3階、屋上部分に商業施設や展望デッキなどの整備を進める計画で、今年夏頃のオープンを見込んでいる。
誘導路二重化運用で発着数
また、国土交通省が進めていた平行誘導路も完成し、同日から全面的に二重化運用を始めた。
昨年9月から一部先行して二重化されていたが、全面的な運用で処理能力がアップ。福岡空港の発着数は現行の1時間当たり35回から3回増え、3月29日の夏ダイヤから38回に増枠となる。
2020年2月11日発行