NEWS

国内線ターミナルに常設PCR検査センター 木下グループと福岡国際空港


週刊経済2021年7月6日発行

4種類の検査メニューを提供

㈱木下グループ(東京都新宿区西新宿6丁目、木下直哉社長)と福岡国際空港㈱(福岡市博多区下臼井、永竿哲哉社長)は7月2日、福岡空港国内線ターミナルの常設の新型コロナPCR検査センターを開設した。
福岡空港に常設の検査センターは初めて。国内線ターミナル2階/南のエニタイムフィットネス隣に位置し、フロア面積は100㎡。検査メニューは①エキスプレスPCR検査(=鼻腔ぬぐい液によるマルチプレックスPCR検査=約30分・税込7900円)②クイック検査(入国検疫レベルの高精度抗原定量検査=約30分、税込2100円)③PCR検査(唾液による高精度な検査=最短4時間、税込2300円)④クイック検査+PCR検査(税込3800円)の4種類。空港施設には厚生労働省が許可した衛生研究所が併設されているため、いずれの検査でも迅速な結果を通知することができるという。スタッフ数は11人。営業時間は午前6時から午後9時までで年中無休。6月27日午前0時からEPARKWEB専用予約サイトで受付を開始、航空機を利用しない近隣住民や企業からの検査も受け付ける。
両社は「精度の高い検査を取り入れていただくことで、本人はもちろんのこと、旅先・出張・帰省先の皆さまにも安心して会うことができる。また、木下グループのPCR検査センターは無症状者を対象に検査を実施するため、市中への無症状感染者拡大を防止する役割も果たすと考えている」と話している。
木下工務店や木下不動産、医療法人社団・和光会などを展開する木下グループは昨年12月に東京新橋・新宿、今年2月に渋谷・秋葉原・池袋、4月には羽田空港第1、第2ターミナルにPCRセンターを開設、1日あたり約1万3000件の検査を実施、このうち羽田空港第1、第2ターミナルのセンターは4月の開業後、約3万5000件以上の検査を実施している。