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国内初のファイバーレーザー複合機を導入 三松 1億5000万円で
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薄物板金(シートメタル)など各種機械装置部材加工・組立の株式会社三松(筑紫野市岡田3丁目、田名部徹朗社長)は3月下旬、約1億5000万円をかけ国内初のファイバーレーザー複合加工機を導入した。
導入したのは、アマダ製のファイバーレーザー複合機。ファイバーレーザー切断機にプレス機やテイクアウトローダーなどを組み合わせた工程統合型複合機の納入は国内初という。ファイバーレーザーは、従来のCO2レーザーでは加工できなかったチタン、アルマイト材、真ちゅう、銅などの難加工材でも微細な加工できるのが最大の利点。加工速度が格段に向上したことで、エネルギー効率がアップしてランニングコストを大幅削減できる。昨年4月には「先端設備等投資促進事業費補助金対象事業」の採択を受けており、導入費の半分を国の補助金で賄う。田名部社長は「従来のパンチングやCO2レーザーの加工を切り替えることで、作業効率は確実に上がり、省エネにもつながっている。また、医療機器の分野では今までできなかった部材加工の引き合いも出ており、今後はチタン材の加工で航空業界などを開拓し、事業領域を広げていきたい」と話している。