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国内・海外とも伸長し増収増益 　ＴＯＴＯ　　　 子会社で生産拠点集約

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　衛生陶器製造のＴＯＴＯ（北九州市小倉北区中島２丁目、張本邦雄社長）の２０１３年３月期連結決算は、売上高が前期比５・２％増の４７６２億７５００万円。経常利益が同３３・５％増の２６０億７８００万円で増収増益だった。
　国内の住設事業では、新設住宅着工戸数の持ち直しもあり新築の住宅物件が好調。また、ビル、病院、高齢者施設向けも伸びた。リモデル（増改築）分野も伸長した。国内全体では売上高が２・７％増、営業利益が同２５・５％増となった。海外住設事業は中国向けがけん引し、売上高で同１９・１％増、営業利益が同１５・５％増だった。
　全社での営業利益は同２４・５％増の２３３億７６００万円。当期純利益は同８２・９％増の１６９億５６００万円となった。
　今期は売上高で前期比８・６％増の５１７０億円、経常利益で同１５％増の３００億円を見込む。
　また、同社はシステムキッチン・洗面化粧台の製造子会社・ＴＯＴＯハイリビング株式会社において、生産拠点を集約する。社員数１１７人の行橋工場での生産を終了し、千葉県茂原市の茂原工場、滋賀県甲賀市の甲賀工場の２工場に集約させる。来年４月末までに完了させる予定。行橋工場は物流拠点として稼働を続ける。