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国交省の民間まちづくり普及啓発事業を受託 スペースRデザイン


筑後地区のまちづくり人材を育成

不動産再生コンサルティングなどを手がける㈱スペースRデザイン(福岡市中央区大名2丁目、吉原勝己社長)は、国土交通省の「民間まちづくり活動促進・普及啓発事業」を3社の共同企業体で受託し、11月12日から筑後地区におけるまちづくり人材育成事業を開始した。

国土交通省が民間でまちづくりに取り組む者に対する普及啓発事業を助成するもの。(一社)リノベーションまちづくりセンター(北九州市小倉北区魚町、徳田光弘代表)、市街地活性化事業などに取り組む㈱油津応援団(宮崎県日南市岩崎、黒田泰裕社長)との共同企業体で受託しており、同社が福岡県筑後地区、油津応援団が長崎県五島列島における人材育成事業に取り組み、リノベーションまちづくりセンターが教育研究機関との連携を支援する。

同社は久留米から大牟田にかけてのエリアで、地域資源を活用した不動産再生やコミュニティ形成などのまちづくりに取り組む人材育成に向けて、「まちづくりプロジェクトマネージャー実践養成カレッジ」と題したプログラムを来年2月まで実施する。プログラムにはセミナーやイベント開催のほか、コミュニティデザインやまちづくり構想の公開プレゼンテーションなどの企画を盛り込む。吉原社長は「人口減少に対応し、都市圏周辺の町にも人が集まる仕組みづくりが必要。筑後地区で育成事業を実施することで、まちづくりを担う人材を民間で育成する過程を都市周辺型事例としてプログラム化し、今後も他地域で応用したいと考えている」と話している。

同社は2008年4月設立。資本金1000万円。従業員数7人。

2017年12月5日発行