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国の採択受けタクシー車両EV化の実証実験 第一交通産業
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週刊経済2022年12月13日発行
徳島市の電脳交通と連携
第一交通産業㈱(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)は、タクシー配車システム開発の㈱電脳交通(徳島市幸町3丁目、近藤洋祐社長)と連携し、12月2日からタクシー車両のEV化の実証実験を始めた。
国立研究開発法人・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「グリーンイノベーション/スマートモビリティ社会の構築」の採択を受けて始めたもので、合わせて配車システムでの運用効率化に関する実証と開発を進める。エリアは広島県と和歌山県で、EV車両のタクシー運行を順次開始し、各エリアの特性に合わせて配車システムを核とした給電タイミングの最適化と運行の効率化を図る。また、実証を通じて課題を抽出、解決しながら電動車運用上のロジックを構築し、システムの高度化を進める。このため車両、充電設備、車載機器などのデータ連携や現場作業を効率化。加えてCO2排出量削減に向け算定システムを導入し、現状把握、排出量の可視化、削減を進めることで実行度を高め、タクシー業界と地域公共交通に必要なカーボンニュートラルを推進する方針。