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団体向け出版プロモーション支援サービスを開始 中小企業事業推進機構


起業家団体や信金などに提案

(一社)中小企業事業推進機構(福岡市中央区大名2丁目、久留島徹代表理事)は8月1日から、起業家団体や信用金庫、信用組合など向けに出版プロモーション支援サービス「ペルソナガイド出版プロジェクト」の全国展開を開始した。

同法人では、今年6月に会員を中心とした事業者32人がリレー形式で取材しそれぞれの人生や考え方を綴ったビジネス書「中小企業がパートナーとして選びたい福岡の30人」を出版。必要に応じて安価に印刷できるオンデマンド出版や著者各人が人的ネットワークを活用し少額出資で出版できる仕組み、専用Webサイト「ペルソナガイド」やSNSを活用した情報発信などのノウハウをパッケージ化した。全国の起業家団体や信用金庫、信用組合などに向け提案していき、来年8月までに20冊の書籍化を目指す。

サービスの流れは、まず団体への提案の後、団体の主催で会員に向けた出版説明会を開催。著者としての参加希望者約30人を募り、その後の取材から撮影、原稿や写真の確認、専門WebサイトやSNSでの告知、書籍化、流通プロモーションまでを支援する。第一弾の書籍はA5版約200ページ立てで、パッケージでも、基本的に同仕様を予定している。費用は30人以上の場合で1人15万円(税別)。同機構では、「著者になることで、PRの強化や信頼度の向上はもちろん、講師料のアップやAmazonでの著者ページ開設なども可能となる。また、サービス後半の書籍化、流通サービスまでの流れは、障がい者就労継続支援事業所㈱カムラックの『スマート出版サービス』を活用しているため社会貢献につながっている点も特徴」と話している。

同機構は2008年3月発足。中小企業を対象にした経営相談やビジネスモデルの構築を推進する活動を展開している。

2017年9月20日発行