NEWS

営業収益は56・5%増の3481億8400万円 イオン九州2月期


週刊経済2021年6月1日発行

マックスバリュ九州との合併で

イオン九州㈱(福岡市博多区博多駅南2丁目、柴田祐司社長)の2月期決算は、売上高に賃料収入などを加えた営業収益が前期比56・5%増の3481億8400万円、経常利益は約4倍の33億7300万円で大幅増収増益となった。
昨年9月にマックスバリュ九州を合併したため。また、第1四半期はGMSなどが臨時休業や営業時間短縮の影響を受けたが、第2四半期以降は回復基調となり、合併後は、売上構成比の高い食品、ホームセンターが好調に推移したことに加え、セルフレジの導入や販促のデジタルシフト、働き方改革、不動産コストの削減等、店舗運営コストの低減が進み、下半期業績は計画を上回って推移。旧マックスバリュ九州のSM・DS事業下半期売上高が前年同期比15・1%増と伸びたのをはじめ、通期でGMS事業(9・1%増)、HC(ホームセンター)事業(14%増)、その他の事業(8・6%増)の全セグメントが前期実績を上回った。これにより通期の営業利益は前期比約5倍の31億3900万円、当期純利益は約6・7倍の19億8600万円と昨年10月に公表した業績予想を上回った。
今期は上半期で合併効果が上乗せされることから、営業収益は37・9%増の4800億円、営業利益は8・3%増の34億円、経常利益は0・8%増の34億円、当期純利益は24・5%減の15億円を見込んでいる。