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営業収益は2・5%増の655億2400万円 ミスターマックス・ホールディングス中間期
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週刊経済2023年10月24日発行号
食品やPB商品が好調
大手ディスカウントストアの㈱ミスターマックスを中核とする㈱ミスターマックス・ホールディングス(福岡市東区松田1丁目、平野能章社長)の8月連結中間決算は、営業収益(売上高+不動産賃貸収入+その他の営業収入)が前年同期比2・5%増の655億2400万円、経常利益が31・6%減の18億5100万円の増収減益だった。
生活必需品を中心とした商品を毎日低価格で販売するエブリデイ・ロープライスを徹底し、価格の引き下げを継続的に実施。また店舗改装により既存店の収益力を強化するとともに、3月にはオンラインストアをオープンして利便性の向上を図った。商品別売上では、節約意識の高まりから米や日配品などの食品が好調に推移。PB商品も幅広いカテゴリーが好調で前期比2割増となった。また外出機会が増えたことからキャリーケースや化粧品なども売り上げを伸ばした。一方、マスクや検査キットなどの利益率が高いコロナ関連商品の売上減や原価高騰から荒利益率は1・1%下がった。さらに経費面では店舗改装やEC事業への投資のほか、キャッシュレス決済手数料が増加するなどした結果、販売費および一般管理費は4・2%増えた。この結果、経常利益は31・6%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億9600万円(34・7%減)となった。
通期では営業収益が1295億円(2・0%増)、経常利益が38億円(16・0%減)の増収減益を見込んでいる。