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営業収益は2・2倍強の2399億1700万円 イオン九州中間決算


週刊経済2021年10月19日発行

合併効果で大幅増収

イオン九州㈱(福岡市博多区博多駅南2丁目、柴田祐司社長)の8月中間決算は、売上高に賃料収入を加えた営業収益が前年同期比2・2倍強の2399億1700万円、経常損益は前年同期の8億4700万円損失から28億1900万円の利益に黒字転換した。

売上面では、昨年9月にマックスバリュ九州㈱、イオンストア九州㈱と合併したことやコロナによる巣ごもり需要で食品が大きく伸びて倍増となった。前年同期の3社合算との比較では1・8%増。利益面では、経営統合によるスケールメリットを活用した原価率低減も奏功、営業利益は前年同期の9億7500万円損失から25億7900万円利益に転換、前年同期の3社合算比で約3倍に伸びている。当期純利益は10億8700万円の損失から17億4300万円の黒字となった。

通期では期首と同様、営業収益は37・9%増の4800億円、営業利益は8・3%増の34億円、経常利益は0・8%増の34億円、当期純利益は24・5%減の15億円を見込んでいる。