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営業収益は1・3%増の639億5200万円 ミスターマックス・ホールディングス中間期


週刊経済2022年11月1日発行

PB商品、季節家電が好調

大手ディスカウントストアの㈱ミスターマックスを中核とする㈱ミスターマックス・ホールディングス(福岡市東区松田1丁目、平野能章社長)の8月連結中間決算は、営業収益(売上高+不動産賃貸収入+その他の営業収入)が前年同期比1・3%増の639億5200万円、経常利益が5・8%増の27億700万円の増収増益だった。
3月~8月まで価格凍結を実施したPB商品が伸長するなど、低価格を打ち出した商品施策が奏功。また、記録的な猛暑が続いたことからエアコンや扇風機などの季節家電が売り上げを伸ばした。さらに行動制限の緩和により、外出機会が増えてきたことを反映してキャリーバックや帽子、オーラルケア用品のほか、アウトドア関連商品も好調だった。巣ごもり生活で需要が高まっていたインテリア用品や収納家具、米や日配品などの反動があったものの、好調な商品群が売上高を支えて営業収益は1・3%増となった。経費面では電力料金の高騰やキャッシュレス決済手数料の増加などから販売費および一般管理費が増加したが、在庫管理の徹底や粗利益率が改善。経常利益は5・8%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は18億3200万円(12・0%増)を確保した。
通期では営業収益が1278億円(2・4%増)、経常利益が48億円(10・4%増)の増収増益を見込んでいる。