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営業収益は過去最高の691億8300万円 ミスターマックス・ホールディングス中間期


週刊経済2024年10月30日発行号

アプリキャンペーンなど奏功

大手ディスカウントストアの㈱ミスターマックスを中核とする㈱ミスターマックス・ホールディングス(福岡市東区松田1丁目、平野能章社長)の8月連結中間決算は、営業収益(売上高+不動産賃貸収入+その他の営業収入)が前年同期比5・6%増の691億8300万円で過去最高を計上、経常利益が21・3%増の22億4500万円の増収増益だった。
市場の品不足により需要が高まった米やアプリキャンペーンなどで積極的に価格訴求をした衣類用洗剤、ペットフード、紙おむつなどの売り上げが好調に推移した。プライベートブランドについても家電製品や紙製品、食品などの品揃えを強化したことで4・6%増に、売上高構成比も21・6%となった。このほか、期間中に発生した地震や台風などの影響から防災意識が高まり、防災用品や非常食、加工食品なども大きく伸びた。コスト面ではDX関連の費用やキャッシュレス決済手数料などが増加したことで販売費および一般管理費(3・9%増)は増えたものの、営業収益の伸びなどから営業利益は22億4300万円(18・1%増)、経常利益は22億4500万円、親会社株主に帰属する中間純利益は14億5500万円(21・6%増)となった。
通期では営業収益が1320億円(1・9%増)、経常利益が32億円(10・0%増)の増収増益を見込んでいる。