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営業利益76%増、経常利益40%増の大幅増益見込む   岩田屋   2月期連結決算、下期客単価が15%上昇


 株式会社岩田屋(福岡市中央区天神2丁目、佐久間美成社長)は06年2月期連結決算で、売上高が前期並の1,058億円、営業利益が前期比76%増の22億円、経常利益が同40%増の21億円を見込んでいる。
 売上高はほぼ予想通りに推移するなか、営業利益、経常利益ともに経費削減努力の結果、大幅増益となる見通し。それぞれ昨年12月発表の業績予想から売上高で0.8%、営業利益で41.9%、経常利益で68%を上方修正している。
 05年度下期の商品別の売れ行きをみると、9月以降は高額商品の販売が好調に推移。海外高級ブランド関連が前年同期比20%増となったほか、数10万円程度の各ブランド時計も2けたの伸びとなった。また、「クールビズ」関連商品を皮切りに、紳士ものの売り上げも好調で、3万~5万円以上するインポートブランドものをはじめとした靴類が同15%増、紳士服も同約20%増となった。客単価も下期を通じて15%程度上がり、全体の売上高では同4.1%増となった。同社広報室では「地域間で差はあるが、福岡は高額商品に限らず消費回復の兆しがみえている」としている。
 同社は1935年5月設立。資本金は22億4,083万円。05年2月期の連結売上高は1,057億円。従業員は1,024人(05年2月現在)。
 佐久間社長は東京都出身。1935年12月26日生まれの70歳。成蹊大学政経学部卒。趣味は歴史番組・書籍鑑賞、美術、ゴルフ。