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喜多屋と共同開発のクラフトジンを発売 ホテルオークラ福岡


週刊経済2021年4月6日発行

3月29日から数量限定

㈱ホテルオークラ福岡(福岡市博多区下川端町、髙栁健二社長)は3月29日、清酒メーカーの㈱喜多屋(八女市、木下宏太郎社長)と共同開発したクラフトジン(蒸留酒)を発売した。
新型コロナ禍の影響で、ホテル地下醸造所で製造していた地ビール「博多ドラフト」の消費が低迷。博多ドラフトの余剰在庫を活用し、同ビールを原料にクラフトジンへの再生を喜多屋に依頼したことで今回の共同開発となった。商品名はクラフトジン「Hakatagawa craft GIN」。1千リットルの博多ドラフトを70リットルまでに蒸留し、原料には博多ドラフトの「アルス(ケルシュ)」75%、「ダイコク(スタウト)」25%を配合。仕上げのボタニカル(植物から抽出した成分)にはドイツ産ホップを使用しているのが特徴。アルコール度数は45度、内容量は50㎖。1400本の数量限定商品となる。販売価格は1320円(税込)。ホテルオークラ福岡1階フロアのペストリーブティックで販売している。  喜多屋の木下社長は「2種類のビールのブレンド割合を工夫し、特にスタウトビールであるダイコクの個性をどう生かすかがポイントとなった。また、クラフトビールに使われているホップをボタニカルとして使用するアイディアが生まれるなど、他に類を見ないオリジナリティーあふれるクラフトジンが誕生した」と話している。