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商業施設向けの映像広告事業開始 フォトンダイナミクス


専用LED機材を販売

看板広告業などの株式会社フォトンダイナミクス(福岡市博多区祇園町、谷山和彦社長)は5月17日、商業施設向けの映像広告事業を開始した。

建物の外壁や窓全面を活用し、昼夜問わず映像を流す事業で、海外企業が開発した専用LED機材をOEMし展開する。

建物の外壁向けは「ミラージュウォール」という縦横3cmほどのLED電球を複数組み合わせたタイルを販売。窓向けは「ミラージュウィンドー」という窓の外側にはめ込むLED電球を搭載した縦横1mのパネルを販売。それぞれ施工は同社が担い、いずれも料金は1平方mあたり150万円で提供し、映像制作も受け付ける。6月から本格展開する計画で、今後不動産会社や商業施設を中心に提案する。

谷山社長は「24時間ビジョンを使用せず窓を使用して映像配信できるので、新しい形のブランディングになる。防水、耐久性もあり、通常の看板やビジョンに比べ導入コストの削減につながる。窓の映像は建物内からは見えず、映像配信していない場合は外の商品などは通常通り見えるので、景観を壊すことなく提供できる。窓を使用した広告は海外ではアメリカ・ニューヨークのタイムススクウェアやブラジルのリオ五輪時で活用事例があるが、国内ではまだないので、これから広めていきたい」と話している。

2017年5月30日発行