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商店街でインバウンド向けスマホの実証実験 美野島商店街と東京のiVacation
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9月末まで
みのしま連合商店街振興組合(福岡市博多区美野島2丁目、吉田真一理事長)と、民泊事業を展開する株式会社iVacation(東京都港区北青山3丁目、大城崇聡社長)は6月8日から、美野島商店街でインバウンド向けのスマートフォンを活用した実証実験を開始した。
iVacationが提供しているインバウンド向けのスマートフォン「TATERU Phone」をベースに、商店街内の店舗紹介機能などを備えた「FUKUOKA OMOTENASHI PHONE(福岡おもてなしフォン)」を開発。商店街内にある宿泊施設「コステル美野島」と「TATERU Room美野島」を利用する訪日外国人などへスマートフォンを貸し出し、端末を使って回遊をサポートすることで、商店街の店舗への来店促進を図る。商店街の店舗を多言語音声で紹介するほか、日本語、英語、中国語、韓国語で案内が受けられるチャットコンシェルジュ機能や、入力した言語を自動翻訳する機能などを備える。実証実験を進める中で、スタンプラリー等の新たな機能拡充にも取り組んでいく。参加店舗は18店舗(6月8日時点)で、今後さらに増やしていく考え。
実証実験を後援する福岡市の高島宗一郎市長は「インバウンドが増加する中で、これまでにも指紋認証による決済サービスなどの実証実験に取り組んできた。みのしま商店街は、食べ歩きしたくなる、博多の良さを感じてもらえる場所。さらなるおもてなし施策の充実につなげたい」とあいさつ。吉田理事長は「美野島商店街は博多エリアからのアクセスも良く、外国人旅行客の方にも利用しやすい商店街。7月の夏祭りなどイベントの際にも活用していきたい」と話した。iVacationの大城社長は「運営しているTATERU Room美野島は『TATERU Phone』を活用したスマート民泊として、高い評価をいただいている。地域と連携しながら、実証の中で出てきたニーズも踏まえて機能を充実させていきたい」と話している。
2017年6月20日発行