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吉原1番地区第一種市街地再開発事業などが始動 飯塚市中心市街地活性化事業 総事業費は約100億円
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飯塚市(齊藤守史市長)などが総事業費約100億円をかけ、整備する飯塚市中心市街地活性化事業が本格的に動き始めている。同市の中心市街地活性化事業は、(1)吉原町1番地区第一種再開発事業(2)ダイマル跡地事業地区 暮らし・にぎわい再生事業(3)飯塚本町東地区整備事業の3事業が柱となっている。
吉原町1番地区第一種再開発事業は、地権者らで組織する再開発組合が事業主体で、鉄筋コンクリート造り11階建てで延べ床面積約1万5000平方mのビルを建設する。同ビルのフロア構成は1階がバスセンター、2階から4階までが飯塚市医師会の医師会館や看護高等専修学校、検診検査センター、訪問看護ステーションなどの医療関連施設と市が整備する休日急患センターが入居、5階から11階までは62戸の分譲マンションで構成する。
ダイマル跡地事業地区 暮らし・にぎわい再生事業では、まちづくり会社・株式会社まちづくり飯塚が主体となり、鉄筋コンクリート造り4階建てで延べ床面積約2710平方mの施設を建設する。フロア構成は1階が約640平方mの広場、商業店舗が入居し、2階から4階には賃貸住宅24戸が入居する。
飯塚本町東地区整備事業は、市の土地区画整理事業、子育てプラザ整備事業、優良建築物等整備事業の各プロジェクトによって進められる。このうち市の土地区画整理事業では、約6490平方mの敷地に幅員6メートルの防災道路や広場などを整備、子育てプラザ整備事業では、建物の設計・デザインを検討中。優良建築物等整備事業では、鉄筋コンクリート造り14階建て・65戸の分譲マンションを整備する。
齊藤市長は「長年の懸案だった中心市街地再開発事業が本格的に動き始めている。再開発ビルに休日急患センターが整備されることになれば、全国有数の医療先進地域として市の魅力を高めることになるのではないか。市内には市立病院のほか、5つの拠点病院があるが、バスセンターから各病院を結ぶネットワークは整備されているし、マイカーでも20分くらいの距離。高齢者にも優しい中心市街地として生まれ変わることが期待できる」と話している。