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各業界とも好調で増収、経常益は52%増 リックス
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売上高は10%増の179億円
福岡市博多区山王1丁目の機械商社・リックス㈱(松浦賢治社長)の9月中間連結決算は、売上高が前期比10・4%増の179億3600万円、経常利益が同52・4%増の10億7800万円の増収増益となった。
営業利益は32・7%増の9億5700万円、純利益は75・7%増の6億9100万円と伸びた。鉄鋼業界向けの売上高は、同6・1%増の57億3800万円。顧客の高生産下での安定操業に対応して、老朽更新や設備改善の案件が増加。連鋳設備のパウダー投入装置や高炉設備のガス伸縮管などを受注したほか、長期計画の定期修理として輸送装置のディーゼルエンジンの修理などが売上増に貢献した。自動車業界向けの売上高は同13・6%増の44億2200万円。自動車部品メーカー向け洗浄装置の引き合いを維持し、その付帯機器の販売が大幅に伸長したほか、工作機械向けの自社製品の販売が売上増に寄与した。電子・半導体業界向けの売上高は、同7%増の18億5900万円。同業界の旺盛な新設・改修案件に対して修理再生ビジネスを中心に接合ツール・ポンプ類の販売が引き続き伸長したほか、シール類、回転継手の販売も売上増につながった。
また、ゴム・タイヤ業界向けの売上高はバルブ関連が大幅に回復、断熱板・研掃装置が大きく伸長し、同24・1%増の14億7600万円。高機能材業界向けの売上高は排ガス洗浄設備を受注したほか、ポンプ・フィルターなどの消耗品の売り上げが好調を維持し、同30・5%増の7億5000万円。環境業界向けはリサイクル施設向けの設備を受注したほか、水処理関連商品の売り上げが堅調で、同8・8%増の7億3600万円。紙パルプ業界向けは、シール類の販売が減少したものの、製紙会社向け新規設備用ポンプ類、その他付帯機器の販売が大幅に伸び、同22・5%増の3億9000万円で、すべての業種向けで前年同期を上回った。
通期では、売上高が同6%増の358億円、経常利益が12・2%増の20億円を見込んでいる。
2017年11月28日発行