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台風、船舶故障の影響で旅客は2年ぶりに減少 九州運輸局


18年度上期長距離フェリー利用実績

九州運輸局(下野元也局長)は12月20日、2018(平成30)年度上半期の九州と関西、関東を結ぶ長距離フェリーの利用実績を発表、旅客は前年同期比3・4%減の82万4493人、車両は同0・5%減の60万6669台とともに減少した。
旅客は4年ぶり、車両は2年ぶりの減少。台風による欠航や船舶の故障による運休が影響した。区間別では北九州―阪神間が旅客で前年同期比7・5%減の41万7458人、車両は同1・9%減の31万4231台、中九州―阪神間は旅客で同3%減の20万2216人、車両は同4・8%減の8万9821台、南九州―阪神間は旅客で6・4%増の18万3927人、同0・7%増の12万10台で、南九州―阪神間を除いて前年同期比で減だった。一方、北九州―京浜間は旅客数が前年比3・4%減の2万892人、車両数は9%増の8万2607台と旅客は減少したものの、車両は前年を上回った。
片道の航路距離が300キロ以上の長距離フェリーは現在、国内で8社11航路あり、うち5社8航路が九州発着便となっている。

2019年1月8日発行