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台湾ゴルフ愛好家向けツアー 西日本鉄道とゴルフェイス


19年度売上目標1億円

西日本鉄道㈱(福岡市中央区天神1丁目、倉富純男社長)は、台湾のベンチャー企業ゴルフェイス㈱(イアン・リャオCEO)と共同でゴルフ愛好家向けツアーを企画、12月18日開始した。

協業するツアー名は「球人:きゅうじん」で、同日を皮切りに来年以降、年3〜4回定期的に開催していく。西鉄グループがオープンイノベーションプログラムを実施し、他企業との連携で新規ビジネス創出を推進する一環。同グループが今年5月、福岡市に日本法人を設立したゴルフェイスと互いの経営資源を活用した観光インバウンドの新たな取り組みを目的に事業化したもの。西鉄はバスや電車、クルーズ船などの交通手段とホテルを提供し、富裕層が多い台湾のゴルフ愛好家の誘客による観光振興とグループ利用の拡大を図る。ゴルフェイスは台湾でツアーの告知・販売に取り組み、日本展開を加速する。

今月18日に実施した第1回ツアーは、同グループ子会社の西鉄旅行が企画。料金は4泊5日で約20万円、定員は20人で台湾のゴルフ場オーナーや経営者などが参加。同グループは「今回応募多数で3時間で受付終了した。2018年度は年間約400人、19年度は約1000人の集客で売り上げ1億円を目指していきたい」と話している。

ゴルフェイスはスマートフォンやタブレット端末用ゴルフ関連アプリを展開。ゴルフプレー支援サービス「Golface:ゴルフェイス」は台湾のゴルファーの約半数が利用しているアプリで、ゴルフ場のコース攻略やスコア管理などができるサービス。

2017年12月19日発行