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台湾のスタートアップに投資実行 GxPartnersLLP


週刊経済2021年3月16日発行

海外投資第1号案件

福岡を拠点に活動するベンチャーキャピタル・GxPartners LLP(福岡市、岸原稔泰代表パートナー、以下GxP)は2月20日、㈱FFGベンチャービジネスパートナーズ(福田知社長)と共同で運営する九州イノベーションファンドから台湾のスタートアップ・FiduciaEdge(フィデュシアエッジ、Andy Lai代表)に投資を実行した。同ファンドの海外投資第1号案件。
フィデュシアエッジはエッジコンピューティング(一部処理をクラウドサービスからネットワークのエッジに移動させ、クラウドに代わってタスクを実行すること)におけるデータセキュリティの信頼性を確保するソフトウエア提供の台湾スタートアップ企業。同社の持つ技術が5G時代で必須となるテクノロジーであると期待し、投資を実行した。投資額は非公開(日本国内では数千万円規模、全体では1億円以上集める計画)。フィデュシアエッジは2022年以降に日本進出予定。
GxPは「同ファンドからは、今後も福岡だけでなくアジアのスタートアップへの積極支援を続けていく」と話している。