NEWS

台北市に宿泊主体型ホテル 西日本鉄道


週刊経済2023年7月11日発行号

台湾初進出、8月1日開業

西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)は8月1日、台湾・台北市に宿泊主体型アップグレードホテル「ソラリア西鉄ホテル台北西門(たいぺいにしもん)」を開業する。
海外の店舗は、韓国・ソウル(明洞)、釜山、タイ・バンコクに続く4店舗目。台湾への進出は西鉄ホテルグループ初で、台北市西門エリアでの日系ホテル開業も初めて。場所はMRT(地下鉄)西門駅から徒歩4分の立地で、地下5階建て、地上28階建ての複合ビルの上層階を賃借する。フロント・ロビーは6階で、7階はレストラン(朝食会場)、8階から28階が客室。客室数はツイン222室、ダブル62室、トリプル14室の計298室。ダブル4タイプ、ツイン7タイプのほか、ハイグレードやトリプルなど用途に応じた14タイプを設け、ビジネスや観光などさまざまなシーンでの利用を見込む。朝食は中華(台湾)、和洋食をブッフェ形式で提供する。また、付帯施設としてラウンジやビジネスセンター、フィットネスジム、コインランドリー等も設ける。6月16日から予約受付を開始した。
6月26日に開いたメディア向けの事業説明会で、ホテル事業統括室長の豊福辰也執行役員(㈱西鉄ホテルズ社長)は「海外の店舗ではビジネス・観光などで現地を訪れる日本人客を主なターゲットとしているが、これまでに2店舗を出店している韓国では、現地の方にもブランドを知っていただけたことで、国内のソラリア西鉄ホテルで韓国人客の利用が多く見られるなどの効果も出てきた。24年夏には、タイ・バンコク2号店の出店も予定している。引き続き、韓国、台湾、タイを重点エリアに出店を進めていきたい」と話している。