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古賀市新原高木地区約27万7200㎡を開発 東京のラ・アトレ
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週刊経済2024年10月9日発行号
農村産業法を活用し実現
不動産開発・販売事業を手掛ける㈱ラ・アトレ(東京都港区、脇田栄一社長)は9月30日、古賀市新原(しんばる)高木地区を対象に同地で工業団地造成工事に関する安全祈願祭および起工式を行った。
これは古賀市が推進する新たな産業団地整備計画の一環として、同社が市街化調整区域「新原高木地区開発」事業に参画したもの。場所は県道35号(筑紫野古賀線)新原南口交差点近く、九州自動車道古賀料金所の北側。開発面積は約27万7200㎡で、同社が古賀市内で工業団地を開発するのは青柳町「古賀インダストリー」(開発面積10万4458㎡:2020年6月造成完了)、釜田地区開発(同2万5378㎡:24年5月造成完了)に続いて3例目。同社が手掛ける造成工事で最大規模となる。
新原高木地区は農村地域であったため、同地域へ産業導入を促進し、農業従事者が導入される産業に就業するための措置を講じる法律「農村産業法」を活用。福岡県および関係機関、地権者約80人と20年にわたる協議を重ね、今回の工業団地開発が実現した。分譲区画は9区画。造成工事は今年8月から始まっており、用地完成は2026年7月末の予定。
また、同社は古賀市「今在家(いまざいけ)土地区画整理事業」(開発面積約17万4千㎡)にも参画。用途地域は準工業地域で、販売区画は未定となっている。脇田社長は「当社はこれまで地域創生、地域活性のために努力してきた。今後も古賀市の発展のために一番魅力ある開発となるよう努めていく」と話している。
ラ・アトレは東証グロース上場企業でグループ持ち株会社・㈱LAホールディングス(東京都港区、脇田栄一代表取締役CEO)の子会社。1990年12月に設立。資本金は4億9千万円、従業員数は57人。売上高は272億4571万円(2023年12月期)。