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古賀市に食料品の配送センター ランテック


週刊経済2024年8月28日発行号

延べ床面積は約2万4千㎡

冷凍、冷蔵の食品輸送などの㈱ランテック(福岡市博多区古門戸町、舛元健了社長)は12月、古賀市玄望園に常温、冷蔵、冷凍対応の配送センターを開設する。
同社で唯一菓子の配送を担う久山町にある「福岡定温センター」が老朽化したことや、配送需要の増加で手狭になったため移転する。場所は「九州縦貫自動車道」古賀サービスエリア西側。霞ヶ関キャピタル㈱(東京都千代田区、河本幸士郎社長)が開発、運営する鉄骨造3階建ての物流倉庫「LOGI FLAG DRY&COLD福岡古賀Ⅰ」の3分の2スペースを貸借する。新しい配送センター「古賀センター(仮称)」の延べ床面積は福岡定温センターの2倍となる約2万4千㎡。常温品に加え、冷凍、冷蔵庫も設置し、外食用冷凍食品や乳製品などの配送ニーズにも応える。トラックバースは43台、垂直輸送機2基、エレベーター2基設置。12月の本格稼働を目指し、まずは設備の設置などに取り組む。移転後の福岡定温センターの活用法は未定。同社では「今後も埼玉県や静岡県などの老朽化した支店の建て替えを進めていく」と話している。
同社は1953年7月設立。資本金5億1980万円。従業員数約3千人。2024年3月期売上高は約650億円。